歴史のあるお菓子とは新宿中村屋の月餅

歴史のあるお菓子とは新宿中村屋の月餅

長い歴史をかけて守られた伝統的なお菓子って世界各国あると思われますが、あの有名な新宿中村屋の月餅もそのひとつ!
調べてわかったことはなんともうかれこれ90年の歴史!
月餅は2種類の味を楽しめます。
ひとつはくるみ入りのしっとりとした小豆小豆餡に香ばしい生地で包んだ月餅。
もうひとつは11種類のナッツやフルーツをミックスした木の実餡。

 

月餅はもともとは中国のお菓子です。
中国では8月15日の夜、月前に月餅を供え、親しい人たちと共に贈答が行われるそうです。
当時創業者は夫婦で中国にお菓子の視察に行き、そのことを知りました。
そして日本でも広めることができるのではと思いつき手土産に月餅を持って帰国しました。
日本の風習とどこか似ていて共通点を生み出し、そのこと新宿にできた百貨店への対抗意識から打開策を思いつた瞬間でした。

 

ところがなかなか最初は日本では受け入れられず改良を重ねる日々に明け暮れます。
昭和2年に販売を開始。

 

はじめは中国と同じで8月のみ販売をしていましたが話題を呼び、人気も出たところで一年を通し商品化することとなりました。

 

戦時中は食材も手に入らず販売中止。
空襲で店は焼失し災難に見舞われました。

 

その後詰め合わせをギフトで販売したのは昭和33年。
今では季節に合わせた月餅を販売できるようになりました。
ご当地月餅も有名で地域の風景がデザインされていたり、祝の文字をデザインした月餅も喜ばれています。

 

様々なシーンで美味しく召し上がれる月餅はさらなる発展を目指し、100周年も皆様に愛されるお菓子に
なることでしょう。

 

美味しい食べ物ランキング